患者が主体的に参加する?心療内科の治療法と治療効果


患者が受け身では効果が上がらない認知行動療法

心療内科では、主に薬物療法と(認知)行動療法が行われています。薬物療法は、導眠剤や安定剤を処方する療法で、保険適用を受けられるため、料金も抑えられるでしょう。一方、行動療法は、患者の日常的活動や心理状態を把握することにより、感覚の是正や思考法の転換を求め、不安障害や鬱病などの症状を和らげる効果をもたらします。患者の思考の癖や感覚の歪みを理解するため、医師は患者に毎日の生活記録をつけて報告するよう求めるのです。患者は、日々の生活で体験した出来事や心の動きを詳細に書き留めて、医師に逐一伝えなければなりません。患者からの情報量が多いほど、担当医は判断しやすくなるため、患者は必死になって手紙やメールで近況報告をすることになります。こうした作業は、医師が治療を進める上で不可欠というだけでなく、患者自身が自己を客観視するためにも欠かせません。

患者の意識が変わることにより治療効果が望める

行動療法を続けていくうち、患者は自分の行動パターンや思考方式について偏った傾向や歪んだ部分に気付くことがあります。患者が現実だと信じたことに対して疑問を抱いたり、考え方のクセを是正しようとすることが、治癒に大きな影響を与えるでしょう。医師は患者のレポートをチェックしながら、患者の思考法の特徴や方向性に関して助言し、患者の意識が変化するよう導く役割を担います。こうした作業には手間がかかるため、行動療法を行う場合高額の自由診療を施す医師が少なくありません。患者を不安や鬱に陥れる最大の原因は、自己に対する執着、言い換えればこだわりと言えるでしょう。プライドや意地を捨てることによって、患者はありのままの自分を受け入れ、現実を直視できるようになるのです。

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